やまぐち えみ
山口 恵実
入職日 2017年4月1日
勤務地 ハピネスあだち
役職 ショートステイ生活援助員
利用者様の笑顔ももちろんですが、職員がすごく楽しそうに仕事していました。
介護の仕事についたきっかけを教えてください。
小さい頃よりおじいちゃん、おばあちゃんと暮らしていました。おばあちゃんは元気ですが、おじいちゃんは私が中学生くらいから認知症となりました。最初はショックもありましたが、それからも変わらず家族であるおじいちゃんといっしょに生活をしました。楽しい思い出がたくさんあります。認知症の方の生活を支えることは大変だという話もよく聞きますが、おじいちゃんと接していて、「つらい」「いやだな」という感情を特に持ちませんでした。この経験もあり、私には「介護が向いている」と思いました。おじいちゃんに導かれたのかもしれません(笑)音楽も好きだったので、専門学校で音楽療法士の資格を取得しました。音楽療法士という資格を活かしつつ介護職としても働きたいと考え、この道に進みました。
社会福祉法人ファミリーに就職することに決めたのはなぜですか。
専門学校から先輩が2名、就職しています。先輩からの話も魅力的でしたし、私自身が見学に来た際も利用者様の笑顔ももちろんですが、職員がすごく楽しそうに仕事していました。施設の夏祭り開催時に見学させていただいたのですが、利用者様だけでなく、多くの地域の方が楽しまれていたことも印象に残っています。先輩2名と音楽療法に携われることも決めての1つです。
社会福祉法人ファミリーに入職して、とまどうことはありませんでしたか。
介護の仕事をするのが初めてだったので、最初は不安でいっぱいでした。しかし、入職してすぐにある約1週間の新入職員研修で、同期の職員と思いを共有できました。理事長をはじめとする講師の方による研修で、私の役割もぼんやりとではありますが、理解することができました。実際に現場で働く際も、指導してくれる担当の職員が1年に渡ってフォローして下さいました。おかげでとまどうことがほとんどなく仕事を楽しめています。
1日の仕事内容を教えてください。
まず当日の利用者様の状態について申し送りを受けます。利用者様の日常生活を支えることが仕事ですので、食事や排泄など様々なことをお手伝いします。私はショートステイ(要介護者が施設で短期間、生活し、ご自宅にもどられる)ですので、退居される方の準備も行います。体操やレクリエーションも提供するのですが、その際に歌や演奏をさせていただくことが私の楽しみでもあります。
「あなたにならなんでも相談できるわ」と言われました。すごくやりがいを感じた瞬間でした。
仕事のやりがいはどんなところですか。
やっぱり利用者様から「ありがとう」と言われると、やりがいを感じます。そう言ってもらえるようにがんばろうと思っています。ショートステイの利用者様は、基本的に短期間利用していただき、ご自宅にお帰りになります。しかし中には長期間に渡ってご利用される方がいます。最初は常に不安そうな顔をされて過ごされていた方に対して、意識的に時間を設けてコミュニケーションをとるようにしたら、だんだん穏やかな表情に変わっていき、「あなたにならなんでも相談できるわ」と言われました。すごくやりがいを感じた瞬間でした。
これからの目標はありますか。
「音楽療法」では先日、失語症の方に対して、トーンチャイムという楽器を使用して、触れていただきました。最初は身体的にも、精神的にも「鳴らす」ことができなかったのですが、今ではご自身で演奏できることができるようになりました。その方といっしょに演奏して、他の利用者様に聞いていただくことが今の目標です。本人もそれを楽しみにしてくださっており、利用者様に目標を提供できたことも嬉しいです。また、しっかりと効果を検証し、来年あたりに研究成果を発表できればと思っています。「生活援助員」としては、利用者様に頼ってもらえる職員になりたいです。ショートステイは一期一会が多い部署です。初めてご利用される場合、不安が顔に現れている方が多くいらっしゃいます。「私がいるから大丈夫」と思っていただけるよう取り組みたいです。そして私が教えていただいたように、新しく入った職員さんに対して、「職場を楽しい」と思っていただけるように教えていきたいです。
※トーンチャイム‥グループの中の1人1人が音を担当して音楽を作り上げていくハンドベルと同様の楽器です。軽量で使いやすく、演奏も簡単なことと、何よりもそのやわらかく響く美しい音色が魅力で、幼稚園児からご高齢の方まで幅広く愛されています。
ファミリーの良いところを教えてください。