ごあいさつ

高齢者福祉施設の運営につなぐ思い

地域の人々の核、コミュニティーの中心である当法人理念において、施設を利用する方々、働く人々にとって、日々の暮らしを営む場である特別養護老人ホームは、個々の人生の核、生活の中心と位置づけられます。日々の営みの繰り返しを通じて法人理念を実現していく場、幸福を具現化していく場として、特別養護老人ホームがその役割を担います。

そもそも、しあわせという意味を持つ「福」と、同じようにさいわいという意味を持つ「祉」が重なってできた「福祉」に込められた意味は、「幸福」の追求にほかなりません。このことから、福祉を行うことは幸福な生活を営むことであり、福祉施設とは幸福を実現する環境であるという考えの下、私たちの社会福祉法人では特別養護老人ホームなどの高齢者福祉施設の運営にも思いを託しています。ここには、法人理念を横糸に、施設の営みを縦糸に、よりよい福祉を連綿と紡いでいきたいという願いが込められています。

 

基本理念


入居者及び利用者が、市民として有する権利を制限される事なく、安全且つ快適な環境で、自由で楽しい、充実した生活を営んでいただくことを目的とする。職員はその目的実現の為、以下4条の理念を行動の規範とする。

第1条 自由の尊重 
 
入居者及び利用者の日常生活は一人ひとりの様式で過ごすことが基本である。
支援は日課ではなくサービス提供時間と捉える。個人の要求は、できる限り受容する。
 
 
第2条 自治権の確立
  
入居者及び利用者が、運営計画の決定過程に参加する。
その意向を反映させる。
 
 
第3条 自己決定の権利
  
入居者及び利用者の意志の確認は日々の生活で常に心がける。
自分の生き方、行動は自分で決めてもらう。
 
 
第4条 研究創意工夫
 
現状に甘んずる事は後退を意味する。
日々改善に努め、常により良い生活とサービスを提供する。